(巻十四)うしろすがたのしぐれてゆくか(種田山頭火)

イメージ 1

5月8日月曜日

出勤途中に移住先に寄り廃棄物を処理した。ちゃんと隔離されたゴミ集積場所にいつでもゴミが出せるのは本当に楽である。管理費は六千円であるが、敷地内の清掃も行き届いている。それに引き替え今住んでいる家の最寄り駅そばの利己的で無責任な(NIMBY)住民たちのゴミ集積場所では今朝もカラスが大宴会であった。

いまひとつ春野に足りぬ責任感(福本弘明)

移住先から、青砥駅まで バスに乗り、そこから大門へ向かった。地名表示は青戸であるが、駅名は貨幣論で有名な青砥藤綱の領地に由来する由緒ある地名“青砥”を残している。
立石、四ツ木、八広、曳舟、押上と高校生の頃の通学経路を懐かしく通過した。

四ツ木立石葭切が鳴き湯屋あがり(宮津昭彦)


引っ越し屋さんを頼み家具などを移動させることも一仕事であるが、お役所や銀行などへの転居の届け出もしなくてはならない。昼休みに銀行を回って届け出用紙を頂いた。

銀行に口座開きて入学す(堀之内和子)

戻り道で新橋駅前の機関車広場を横切ったが、この強い日射しではここでの待ち合わせは無いようだ。

片陰に入りわが影を休ませる(津田和敏)