(巻十七)寝に帰る人をねぎらふちちろ虫(村越化石)

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12月2日日曜日

午前は家事で、午後は図書館と言う将来そうなるであろう生活を営んだ。これにネット友達でもできれば、悪くはない日々の過ごし方である。

図書館では角川俳句を読み、以下の句を書き留めました。

はしばしの言葉のとんがる十二月(若林好)
無為徒食楽しからずや漱石忌(松井幸子)
世中に老の来る日や初しぐれ(許六)
早ばやと重ね布団や露の宿(瀬川みよ子)
この世では邪魔な知・情・意いわし雲(望月哲土)
夜店の灯得体の知れぬもの旨き(神野志季三江)
判決の軽きを怒る残暑かな(竹内柳影)
優柔を冷蔵庫にも叱らるる(森田豊久)
仕留めたる蚊の血の濃さよ吾若し(芳海たくみ)

図書館の掲示板に12月の映画鑑賞会のポスターが出ていて「ティファニーで朝食を」だそうだ。
1961年の映画だそうだ!ロードショーで見た方々は80歳を超えている。