(巻十七)月光や気恥かしきは過去すべて(伊藤壽子)

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1月4日木曜日

仕事初めの朝7時の電車は空いていた。浜松町駅外回りホームの小便小僧は袴の正装で犬も控えおりました。小便小僧の装束も随分と手が込んで参りました。
しかし、袴にジッパーはないのだから、そこは工夫があったのでしょう。
私も立ち小便ができる。これは幸せなことなのです。見つけよう幸せを!

この道は一本道か秋の暮(深作欣二)

Train ad beautyには無名の方を狙っているのですが、知らなかったとは言え宇多田さんを載せてしまった!
頭の良さそうな美人だなあ!と一撮したのですが、当然ですね。

山笑ふ思い出せない女優の名(成田淑美)

家の壁と云うか天井と云うかエアコンの後ろと云うか、はっきりと特定できない場所からトントンとまな板を軽く叩くような小さい音がする。
細君と原因を調べた。どうも台所用の換気扇を回すと風が届いたころにダクトが通っている辺りから音がし始める。
さらに不思議なのは、換気扇を止めずに音源に近いところのスライドドアを開けるとたちどころに異音は消えるのだ。
それに、換気扇を回してもトントン云わないこともある。因果関係がはっきりしない。
細君はどうしょう、どうしょうと不安がっている。 私は借家でもあるし、怨霊がいたとしても直接的な怨みはないだろうから、どうでもいいやと思うのである。
それに我が家には、数度の引っ越しにも拘わらず捨てずに持ってきて、日曜日の度に塵をはらい家内安全とポックリをお願いしている守護霊(写真)がいるから大丈夫なはずである。


壁伝ふ葱刻む音や冬の夜(潤)