(巻十八)半世紀前の科学誌毒茸(中村昭義)

イメージ 1

5月22日火曜日

親分のお供をしてお台場にあるお役所に参った。途中レインボーブリッジを渡ると左手の豊洲の水面に消防艇が数隻いた。
運転している課長が上空を指したので見上げると消防のヘリコプターが三機定点に浮いていて何やら慌ただしい。
大型船はおらず海保もいないので船舶火災や海難事故ではないようだ。
お役所の手続きを終えての復路でその場所に来ると、まだ三機は定点に浮いていた。(写真)

ヘリコプターを詠んだ俳句があるのだろうか?
と昼休みにネット検索すると二十句ほどありました。その中から

ヘリコプター夏野大きく撹拌す(佐藤郁良)
水温むヘリコプターのよく飛ぶ日(本庄登志彦)
ヘリコプター宙にとどまる草いきれ(金谷節子)

を書き留めた。
3句目の季語は草いきれだと思ったが、草いきれの意味を知らなかったので、これもネットのお世話になった。
「強い日光に照されて草の茂みから生ずるむっとした熱気」とあり、晩夏の季語のようです。

お役所には新規に採用した通関士さんの通関士確認届と併せて異動届を提出に参ったのであります。
国家試験である通関士試験に合格しても個人で営業することはできないのでして、免許を受けている通関業者に雇われてはじめて通関士になるのです。通関業者として通関士試験合格者を採用したので通関士として働いてもらいます、という届が通関士の確認届になります。この確認届のお役所の処理が終わると実際に通関営業所に所属する通関士さんとして登録することになります。この登録が異動届になります。
規則の適用順で確認届が完結しないと異動届は出せないのですが、異動届の届出日を空欄にして提出することで一括受理していただくというのが現行のやり方になっています。

鳴くまでの手順を踏みて法師蝉(高澤良一)

所属する猫きちクラブの管理人さんの猫が行方不明になったと出ていて、皆さんからのコメントが寄せられていた。概ねのところは“帰ってくるわよ、猫ってそんなもんよ。”である。
I wish he returns as if nothing has happened, and cats are like that.
と入れておきましたが、気にさわるかな?

諌めつつ繋ぎ居にけり猫の恋(炭太祇)