(巻十九)白黒をつけたがる癖桜散る(幸村睦子)

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7月5日木曜日

どちらかと云えばグレー・ゾーンで泳ぐタイプだと思っております、ハイ。

お役所の定期異動がありましたの新しい陣容を拝見に伺ってみました。
コップの中の嵐と云えばそれまでですが、コップの中に居れば、それはやはり嵐なのですよ!
殊にあと一年で退職する人たちの異動は気になります。ある意味“捧げた”方々の中で不遇をかこつていた方の何人かが最後の最後にコーナーオフィスを占められたことは誠にご同慶の至りでございます。でも残念ながらと云う方もこれはいらっしゃるわけで、

すべからく火種は人事鳳仙花(戸恒東人)

外に出ましたので昼飯は新橋烏森の“天下一”で冷し中華を頂きました。飯を終えて外にでますとパチンコ屋の横にあった写真のサラリーマン川柳が眼に飛び込んで参りました!
俳句の中にはご亭主の心中を察しての句もございますよ。

熱燗の夫にも捨てし夢あらむ(西村和子)

まだ夫に試験のありて夜食かな(萩谷幸子)

「前年比」に追わるる夫木の芽季(小高沙羅)

などですが、

初夢の半分夫に話しけり(黛洋子)

と詠まれますと、亭主としてはちょっと淋しいかな。

いずれにしても、こうやって外をフラフラ出来るので眼に入るものもありますが、これが家に籠るようになれば一体何が書けるのでございましょうか?