(巻二十一)凩の果はありけり海の音(池西言水)

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

2月7日木曜日


ミーティングが二つございまして、ほか特になしでございました。

何事も知らずと答へ老の春(高浜虚子)


3時ちょうどにオフィスを出ました。春の陽気でしたので日比谷公園西幸門の豊後梅の開花状況を確かめに参りましたが、ご覧の通りまだまだのようです。

日比谷公園までの間の外務省と財務省の交差点にロボコップ仕様完全装備の第四機動隊が展開しておりました。今は昔“鬼の四機”としてその名をはせた精鋭部隊ですが、現在も警備にあたる若手隊員の面構えにはただならぬ怖さがあります。彼等の亀有駅前交番への配置はないでしょう。
一撮しようかとも思いましたが、拘引されるといけないのでやめました。

凍返る瀧の不動の面構(野間ひろし)

一日中街宣車の絶叫がビルの中まで聞こえておりましたが、今日はまだ7日ですよね?

右翼より左翼へ夕日乗せ替えて
吾がJAL伊丹へ近づくらしも(村山美恵子)

日比谷公園の芝生は枯れ芝ですが、暖かい日差しをベンチで楽しむご同輩やパソコンを膝に広げるビジネスウーメンなど余寒の弛んだ冬の日の午後を堪能されておりました。

噴水や枯れ野の末に勃起せり (潤)


脱衣場の電球が切れたので調達した。電球の寿命はの余命より長いだろう。

電球や寿命を較ぶ
老いの春(潤)

*推敲1
電球や寿命較ぶる老いの春(潤)