(巻二十二)石器土器鉄器に春の土豊か(内山思考)

イメージ 1

6月1日土曜日

昨晩は山本さんの現役引退をお祝いする飲み会でした。

定年はやがてくるもの花みづき(日下部宵三)

豆ちゃんの仕切りよろしく旧交を温める愉しい集いになりました。
チームメート14人の草野球チームでした。 最年少の山本さんから最年長の石井さんまでは15年の幅があります。
昨晩はこのうち8名が参加できました。地域活動で名士になりつつある山さん、臨時的任用の空きを待っている豆ちゃん、ご自宅で介護をされている横さん、セミパチスロプロの大さん、卒業後空港でご活躍の吉さん、時々バイトの裕ちゃんなどなどの近況話を伺いました。

高年の時間持ち寄る余花の下(出口善子)

そんな中で、“ときわ”の親爺さんから是非再会したのでと訊かれていた元のお役所での先輩、保雄さんのご住所電話番号を豆ちゃんから教えて貰いました。
あたしと保雄さんは一緒の勤務をしたことはなく、言葉を交わしたこともあまりありませんでした。
先ずは保雄さんに電話してときわの親爺さんに電話番号を伝えてよいか了解を得なくてはならないのですが、特殊詐欺と間違われないように状況を説明しなくはならませんね。

今日の午前中はは歯科に予約があり、体調はやや怠しでございましたが新柏まで下の前歯の弛みの補強治療にでかけました。
治療は弛んだ歯の両脇のまだしっかりしている歯と弛んだ歯の間に補強剤を注入したようです。まあセメントで倒れ易くなった墓石を補強したようなものでしょう。

亀有に戻り“ときわ”に入り、保雄さんに電話をするので村の名前やフルネームなどを教えてもらった。
保雄さんに電話をすると、あたしの名前を覚えてくれていたようでトントンと話がついた。親爺さんと保雄さんがちょっと話して今日のところの47年ぶりの同郷の幼馴染みの接続試験は終了した。

我が身を振り返ってみて、どうしても会っておきたいという方もいないなあ。
死ぬまでにあたしに会っておきたいと云う御仁は皆無である。
食っておきたいものも特にないし、行っておきたい場所もない。
聴いておきたいものもなければ、観ておきたいものもない。

欲しきものなくてさばさば老ひの秋(佐藤瑞穂)