風止んで枯木は影を正しけり(長谷川霧)

イメージ 1


7月20日土曜日

晴れではないが、雨は落ちていないので洗濯屋さんにお願いしてあった成人女性のセーターとカーディガンを回収に参った。一ヶ月近く預けっぱなしだったの一言あるかと覚悟して行ったが時候の挨拶程度で済みました。

セーターの色ほど若くなかりけり(上村敏夫)

取ってきた洗濯済みのカーディガンには“これ以上の染み抜きは繊維を痛めますのいたしません”とリマークがついていたらしい。

白鳥は哀しからずや空の青海のあおにも染まずただよう(若山牧水)

その僅に染み痕のあるカーディガンをあたしの前に拡げて“目立つ?”と訊いてきたので“見合いの席以外は大丈夫じゃない”と答えておいた。(心の中で顔の染みよりは目立たないよと呟いた。)

目立たぬを身上とせり葛の花(関森勝夫)

“30年以上も前のだけど、まだ着られるかしら?”と嫌味っぽく来たので“まだ働いているから、今のうちにいいの買ったら?”と答えておいた。

豆の花妻は野良着のほか知らず(立花彦吉)

地球

LinkedIn の不具合が解消された。で、Waterfront Weekly を掲載した。
やはりこう言うつまらないベタ記事は顔本には馴染まないなあ。

本

「客室課マネジャー 小池幸子 - 村松友視」文春文庫 帝国ホテルの不思議 から

を読み終えた。
総支配人定保英弥氏、総料理長田中健一郎氏、に続いての人物紹介であります。

これから各部署のプロの紹介がつづいていくのですが、この作品を下地にすれば媒酌人あいさつや弔辞などでの人物紹介はさらさらとか書けるのではなかろうか。