一言の 賛辞は重し 寒卵 (岩崎正子) 去年今年 断ちたきものも 連なりぬ (山本碩一) セーターの 色ほど若く なかりけり (上村敏夫) 更衣 駅白波と なりにけり (綾部 仁喜) 渡りかけて 藻の花のぞく 流れかな (凡兆) 冬の水 一枝の影も 欺かず (中村草田男) 先…
句歌控帳「立読抜盗句歌集」 戒名を故人は知らず草の花(中村栄一) 朝、路面が凍結していた。バス停までの70メーターほどの坂道をやや前傾姿勢で、いつでも手が着けるように歩いた。 この歳で骨折すれば、一生を、いや七分の一生くらいを棒に振ることになる…
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