2017-10-11から1日間の記事一覧

軽く徘徊、萬年橋、常磐、高橋夜店通り、墨田工業高校(其の四)

昔の校舎は建て替えられてしまい、具体的に懐しむ物はないが、兎に角その場所にあった学校に通い、過ごした“スポット”にいることが何か嬉しかった。 ちょうど下校時で男子生徒が、あの頃どうように、バンカラと云うかだらしないと云うか、制服を着崩して出て…

軽く徘徊、萬年橋、常磐、高橋夜店通り、墨田工業高校(其の三)

常磐を進んで、清澄通りに至る。かつては都電23番、柳島と月島を結ぶ路面電車の停留所“たかばし”があった。 ここからはかつての通学路である。 五十年近い昔から高橋の商店街はアーケイドであった。往路も復路も小泉と歩くことが多く、三年生も後半に入る…

軽く徘徊、萬年橋、常磐、高橋夜店通り、墨田工業高校(其の二)

萬年橋も昔の鉄橋である。清澄庭園側の橋のたもとから渡り、芭蕉庵への路地がある向かい側に渡り切った。清洲橋の優美な橋影も望むことができる。 萬年橋を渡り二筋ほど進み、右に折れて常磐の家並みに入った。余計なお世話であるが、荷風の作を再度紹介いた…

軽く徘徊、萬年橋、常磐、高橋夜店通り、墨田工業高校

橋の番である。萬年橋を見て、荷風の「雪の日」の舞台である常磐を通り、高橋(たかばし、とにごる)の夜店通りを抜けて、母校である都立墨田工業高校に参拝する行程とした。 萬年橋は隅田川にそそぐ小名木川(小名木運河)に架かる橋で、隅田川に合流する直…

「遠野物語 序 柳田国男」新潮文庫 遠野物語 柳田国男 から

「遠野物語 序 柳田国男」新潮文庫 遠野物語 柳田国男 から 此(この)話はすべて遠野の人佐々木鏡石君より聞きたり、昨明治四十二年の二月頃より始めて夜分折々訪ね来り此話をせられしを筆記せしなり。鏡石君は話上手には非(あら)ざれども誠実なる人なり…

(巻十六)死支度致せ致せと桜かな(小林一茶)

10月10日火曜日 物流は今日も止まるを許されずまはりつづける魚のごとし(渋谷史恵) どうでもよいことですが、10月8日から通関手続きがかなり変わります。 先ずはNACCSと云う航空・海運の国際物流と通関手続きを処理している電算システムがアップ・グ…