2021-02-01から1ヶ月間の記事一覧

「短編と短篇 - 荒川洋治」忘れられる過去 から

「短編と短篇 - 荒川洋治」忘れられる過去 から 一般的な文章と、小説をはじめ文学的な場所に置かれた文章で、使われることばがちがうものがある。たとえば「先鋭」は文学的な文章では「尖鋭」となることが多い。「回復」は「カイ[難漢字]復」、「興奮」…

(巻二十八)包丁の身動きとれぬ南瓜かな(菅野潤子)

(巻二十八)包丁の身動きとれぬ南瓜かな(菅野潤子) 2月1日月曜日 肉マンを転んでつぶす二月かな(井川博年) 花の咲く木はいそがしき二月かな(各務支考) 新柏の歯医者さんに予約を致す。OB会の年会費を郵便局で振り込む。生協でニンジンとジャガイモほかを買…

「ポイントの奴隷 - 土屋賢二」文春文庫 不良妻権 から

「ポイントの奴隷 - 土屋賢二」文春文庫 不良妻権 から 新聞代の集金に来たので支払いをすると、わたしの払いっぷりに感激したのか、色々な店のクーポン券の冊子をくれた。その中で使えそうなのは中華定食屋の餃子無料券だ。隣駅まで電車で行き、餃子とチャ…

(巻二十八)歳晩や身に膏薬の千社札(藤田湘子)

(巻二十八)歳晩や身に膏薬の千社札(藤田湘子) 1月31日日曜日 午前中の活動は洗濯、毛布干し、布団干し、加えて息子の古シャツを細断して小巾れを作った。この小巾れで台所のガス台などを拭くのです。 朝日俳壇: 細君が朝日俳壇を早く読み終わったので、…