句歌控帳「立読抜盗句歌集」
トラックの荷台に積みしケージより チキンではなく 鶏が見る空 (森岡圭子)
昨晩の第二放送では、シェークスピア学者の先生からリア王についてお話をうかがいました。
作品が伝える「知恵を身につけないまま老いる」ということについて、「惚ける」ことに対する恐怖について、分かりやすく解説していただきました。
When we are born, we cry that we are come to this great stage of fools.
冷笑的な国民性であるとすれば、こういう感覚の積み重ねなのでしょうか?
もしかすると、此方には、「物の哀れ」(feel the pathos of things)とか「わび」とか「さび」が染み込んでいるのかなぁ?
秋風や 隠居もできず 蟻の列