本日の句歌

句歌控帳「立読抜盗句歌集」

セーターの 色ほど若く なかりけり (上村敏夫)

10月号角川俳句で

夫の恋見て見ぬふりの破れ傘(佐藤文子)

に出会い、書き留めました。
御同様に、先ずは「破れ傘」の季語をあたりました。夏の季語で「やぶれからかさ」という植物があることを知りました。
一度見てみたいです。

ついでに「夫」の読み方を確かめました。
「つま」でよいのですが、語源に感心いたしました。
もとは、「端」という字だそうで、通い婚のころ、「夫」は家の「端」にいたので、「端=つま=夫」となったとのことです。
北東の角部屋に押し込められている境遇を古典から理解した1日でした。