句歌控帳「立読抜盗句歌集」
人妻と濡れて歩くや京時雨(白濱一羊)
順番で、艶っぽい句となりました。
人妻というと、
人妻を うばはむほどの 強さをば 持てる男の あらば奪られむ (岡本かの子)
が、在庫の中では一番強烈な歌です。
こんな怖い人、とりに行きません!
草食系ですから。
高層より 見下す鋪道 ゆるゆると 影が男を 引きずりてゆく (真鍋正男)
でも、止まり木で、いっしょに、際どい話など、してみたい。
など考えながら、帰路に就くと、また席を譲ってくれる外国人が現れた。
ドイツ、若しくはスカンジナビアの方と思われる。同胞から譲られたことはない。前回は中国の方だった。
譲られて夏のつり革揺れにけり(潤)
と、ひねってから半年が過ぎた!
気分を良くして、譲られた席をすぐに離れ、神田のコーラクに飛び込んだ。
コーラクで煮込みで一杯やりながら、NHKを見ていたら、歌会始めだ。
陛下の歌は畏れおおく、ガラケーでは書き写せませんが、
宮内庁とNHKがタイアップして売り出している国民的美少女の、次男のところの次女の歌は、
弟に本読み聞かせいたる夜は旅する母を思いてねむる
です。
「つぎのつぎを、ちゃんと面倒見てます。」というメッセージを籠めた、次女らしい、そつのない歌です。
入選者の金賞は:
二人して荷解き終へた新居には同じ二冊の並ぶ本棚(五十嵐裕治)
です。
さすがです!
因みに、歌人にも見放された長男の嫁のは凡作。長男の長女は不登校?未成年か。
常陸宮様はお具合でも悪いのでしょうか。
華子様、ありがとうございます。
管巻いて寒き寝床に入りにけり(潤)
2200時就寝
断酒5日目成らず
一人酒は止めよう!