本日の句歌

句歌控帳「立読抜盗句歌集(巻七)」


容赦なく子は育ちけり竹の春(嶋田恵一)


昨晩、床についてから一句ひねった。


走り梅雨烏と軒を分けにけり(潤)


原宿駅前の喫煙所で一服した。地中海系の中年夫婦もそこで一服していた。
そこへアングロ系の、キャスター付きスーツケースを2つ引いた、アンチャンがやって来て、夫婦に竹下通りの方角を聞いていた。

雨のなかではあったが、明治神宮への参拝者も結構いた。
高校生のグループのもあれば、中国からの観光客もそこそこいる。


外国(とつくに)におとらぬものを造るまでたくみの業に励めもろ人(明治天皇)


ともすれば思はぬ方に移るかな心すべきは心なりけり(明治天皇)


涼風や明治は近くにありぬべし(潤)