本日の句歌

句歌控帳「立読抜盗句歌集」


験(しるし)なき物を思はずは一坏(ひとつき)の濁れる酒を飲むべくあるらし(大伴旅人)


くよくよせずに一杯やれよ、と旅人さんが言っているので、ちょっと寄って行こうか神田駅!


飲めるだけのめたるころのおでんかな(久保田万太郎)


胸に棲む人と酌む酒十三夜(山田弘子)


酒を飲むと言うと、酒そのものが対象のようで、
酒を酌むと言うと、相手があり、酒を仲立ちに親交などを深めるというように聞こえる。


頭と感じよい、できれば加えてチャーミングな女性と酒など酌みたいなぁ。

もっとも、
雛の前に娘四五人酒を酌む(子規)

と言うと句もありました。

3月末のゴルフコンペに出られなくなった。

筆者には、やはり高級本格コースは似合わないということでしょう!

縁側といふ草餅の置きどころ (黛執)


コーラクは、氷雨のせいか、客は筆者一人。猫さえ顔を出さず。

でも、煮込みはうまく、酒もよし。

コップ酒飲み干す時のしばらくを逆さのままに宙に届むる(伊倉邦人)

疲れていないつもりでも、酒のまわりは早い!

断酒1日目達成。

1915時車中より