句歌控帳「立読抜盗句歌集(巻六)」
「あとで言う」の後がないのよあなたには告知せぬまま日は飛んで行く(高橋のり子)
細君とデートする。駅までの道で、ハナミズキ、藤、を楽しむ。蝶々にも出会う。
山や谷あるが如くに蝶飛べり(青木千未子)
早めの昼食、本屋、趣味の洋裁材料の店、夕食のお弁当屋と回って帰宅する。
細君には言えないが、結構幸せな気分で昼寝した。
真鯉来て緋鯉の影となりにけり(高橋将夫)
俳壇、歌壇、
去る人が去って三月去りにけり(小山内豊彦)
恐いほど吾を見てゆく流し雛(中原南大喜)
初日からモヤモヤしている春休み夢と進路は別と言われて(松田わこ)