(巻十)青梅の尻うつくしくそろいけり(室生さいせい)

3月20日日曜日

まだまだ先のことですが、細君と青戸にあるUR団地の下見に参りました。青戸とは葛飾区にある地名で京成電鉄青砥駅が最寄り駅です。
知名度は低いところですが、山手線の日暮里駅から各駅停車で15分くらいで着きました。
青砥駅京成電鉄本線と押上線(都営浅草線乗り入れ)の分岐駅ですので、便利は良いのですが、駅の周りは廃れた感じを否めません。
買い物の便利さも住むとなれば大切ですが、URと駅の周辺には小規模スーパーが二軒だけで、特に肉類、魚類の品揃えが惨めな状態でした。
URの空き部屋を見せていただきました。良い部屋で不満はありませんが、家賃は結構いたしますね。
いろいろと検討する項目もありますが、ゴミ当番とか、町内会とか言う煩わしいお付き合いはしなくて済みそうです。
団地を出て駅前に戻り、蕎麦やで早めの昼食といたしました。細君はおかめうどん、私は玉子丼をいただきました。

玉丼のなるとの渦も春なれや(林朋子)

という句を最近書き留めたので、注文しましてみました。残念ながらなるとも蒲鉾も細い縦棒状に切ってありましたので、なるとの渦は拝めませんでした。なるとは渦の見えるように切るのが普通じゃないのかな?

帰路は、青砥から高砂高砂から金町に出て常磐緩行線に乗るルートを選びました。
途中、柴又駅に止まりましたが、多くの帝釈天参拝客・観光客が下車して行きました。まだまだ、名所としての地位を保っているようでした。

帝釈天参道に買ふ草の餠(中山喜代)

舟遊びともなく矢切渡りきる(上田五千石)

柴又の落ち葉駆け込む荒物屋(清水二三子)