(巻十一)置き場所に困る五月の心かな(清弘真紀子)

6月24日金曜日

今日は社内研修でなかなか宜しい講話をうかがいました。その中で、「若者が離れていったもの」というお話がありました。
以下、離れていったものだそうです。

酒離れ、外食離れ、お茶離れ、ガム離れ、煙草離れ、
野球離れ、スキー離れ、自動車離れ、旅行離れ、腕時計離れ、ブランド離れ、
借金離れ、犯罪離れ、風俗離れ、ギャンブル離れ、浪費離れ、夢想離れ、宗教離れ、学生運動離れ、

前者の愚を繰り返さないという点でご立派でございます。財布の紐が堅いと老人たちが責められておいますが、どう見てもお先真っ暗の世の中ですから若人も浮かれてはおれませんよね!

面白きこともなき世におもしろく
すみなすものは心なりけり(高杉晋作・野村望束尼)

続いて講師から、「人生で大切なものを五つ書いて、隣席の人と比較討論しなさい。」との作業指示がございました。

健康、家族、お金、体感的満足感、趣味と記して隣席の営業部のアラフォー女史に渡しましたところ、この助平爺と言う顔をされました。
慌て、「“体感的満足感”とは安眠であり、快食であり、快便であり、1日一万歩であり、その他諸々の、つまり生きていると言うことの身体的自覚なのだよ。」と説明いたしました。

睦ごとはこのごろとんと桜餅(茨木和生)

人生にとって大切なものはその年代に依って変わっていくものでございますなあ!