(巻十四)気象士の棒細くして寒波かな(涼)

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4月28日金曜日

昼飯を食べながら、籠池さんの暴露会見のテレビニュースを拝見いたしました。手強いですよねえ。まだまだ弾は持っていそうだし、逆に問題を風化させない作戦でしょうから、徐々に役者が登場ということで“財務省のなんとか室長”なんて前座もいいところでしょう?主役は昭恵かな、さすがに心臓まではとどかないでしょうね?

われと妻それぞれ知らぬ過去ありて賀状の束を二つに分くる(影山一男)

あのタイプの苦情申し立て者の対応に当たったことがありますが、凄味がありました。それに比べれば「お前らは馬鹿だちょんだ!」だと怒鳴りまくる輩はそれだけのことであった。

強面の人との対話石蕗の花(沼尾紫朗)


評判の悪いプライムフライデーではあるが、連休前の金曜日なので、神田駅西口の焼鳥コーラクに立ち寄った。阪神と横浜のゲームを見ているところに12日、13日、14日に行われる神田祭の半纏(写真)が町内の遣いによって大将に届けられた。

神田川祭の中を流れけり(久保田万太郎)

大将にお願いして写真を撮らせていただいたので、いつもは二杯のところ三杯呑んで店を出た。

途中の乗り換え駅の構内本屋で三浦朱門の文庫本“老年の品格”と云うのを捲ってみた。夫婦して言いたいことを云ってきた“インテリの成れの果て”、かであった。

老いの知恵老いの品格平積みの老いを売る紀伊国屋書店(高尾文子)