どうでもよいことですが

どうでもよいことですが、知人の飛車角から「何とかならないのかよ?」相談とも愚痴とも聞こえる電話を頂いた。
飛車角は機械一台を輸入したそうだが、運送の都合で
機械を分割して、船便(2BL)と航空便(1AWB)で日本に到着させたそうだ。
飛車角は三分割されているが一ヶ所の蔵置場に集めれば通則2(a)で未完の完成品として機械一台の一欄申告で通せると踏んでいたようである。

税関への申告はBL或はAWB単位であり、分割引き取りのための仕分けと仕分けされた貨物の申告は認めているが、輸入貨物については複数BLや複数AWBの統合は認めていないようで、ましてや海上貨物と航空貨物を一本にまとめて申告を認めると云う発想はないようだ。

飛車角は、BL、AWB単位の申告は無理だと云って泣きが入っている。部分品の種類ごとの申告となればそれぞれの税番と税率を調べなくてはならない。それだけ欄数が増える。これはまだ手間の問題だが、それぞれの部分品の種類ごとに課税価格を算出するのは困難極まると云う。何しろ機械一台での仕切りであるから、バラバラにしたパーツの価格など弾き出せるわけがないと怒りだした。 

浅学で不勉強であるから、飛車角に妙案をご案内できなかったが、
HS9406項のプレハブ住宅の分類事例(国内分類例規)に分割の場合は先行分をBPで通して、最後の申告で
通則2(a)を効かせて完成品てして扱うと云う方法が記載されている。

http://www.customs.go.jp/tariff/kaisetu/data2/94rd.pdf


税関さんも問題点は認識しているようなので、妙案は税関さんから授けていただくしかないな。と知恵の無さを詫びた。