(巻十六)秋雨や俵編む日の藁一駄(河東碧梧桐)

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8月28日月曜日

今朝の細君の寝起きは最悪のようで、先ずは息子がゴミの捨て方で叩き起こされた。プラマークごみとその他の可燃物に別けているが、プラマークごみには洗ったプラマーク付きの食品包装容器を入れる決まりにしている。息子は昨晩フルーツゼリーを食べたが、洗わずにプラマークに分別にしたようだ。
細君にしてみると、“何度も注意しているのに、”と云うお怒りである。朝の6時に叩き起こされた息子は台所でガミガミやれていたが、逆らわないところが偉い!
息子が釈放されたあと、トバッチリが我輩に向けられた。冷蔵庫にせっかく作っておいた冷たい水を何故飲まないで残すのだ?折角作ったのだから飲め!飲まないのならもう冷たい水を冷蔵庫には用意して置かない!と云うお怒りである。水を欲するか否かは体調や気温にもよる。何とご無体なお怒りかと思ったが、息子の我慢を見ていたので、我輩も大人しく怒られておいた。
ああいうのを見ていたのでは、なかなか結婚する気にもなるまい?

夕立や君が怒の一しきり(正岡子規)

書きたいことは書いて墓場まで持って行こう。

鰯雲人に告ぐべきことならず(加藤秋頓)

今朝の行状を少しは反省したのか細君が夕食の横に今日の朝日俳壇歌壇を持ってきた。

先づといふ言葉の似合ふビールかな(小川龍雄)

を書き留めた。

冷たい水も作ってあったが、そもそも折角作ったと云う代物ではない。
水道をひねって上の層に水を入れれば水は濾過フィルターを通過して下の層に溜まり、その溜まった水を飲むだけの事だ。その容器が冷蔵庫に入れてあれば“折角”作った冷たい水になる。何と云うことはないのである。