(巻十六)手をあげて足をはこべば阿波踊り(岸風三楼)

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10月28日土曜日

手狭な台所でありますが、湯呑みに小菊が挿してあるだけで、何か和みます。
大輪はいらないのです。春にはおひたしにする菜の花を少し取り分けてヨーグルトの空容器に挿しておりますが、十分に美しさを楽しむことができます。

妻の言ふとほりにしたり菊根分(安田明義)

ドブロブニクへ三日間行っていた息子が深夜過ぎに帰ってきました。
ザグレブ、ドバイと乗り継ぎだそうですが、繋ぎが悪いようで30時間
近くかかったようです。羽田到着が11時近くでしたので、場合によっては空港で足止めかと思っていましたが、何とか帰りついたようです。
仕事での出張ですから、みやげを期待してはいけないのですが、細君にはキーホルダーで、我輩には機内サービスのクッキーとチーズがお土産でございました。

子のみやげなき秋の夜の肩すかし(潤)

それはまあ、それでよいのですが、彼の国の香辛料の匂いでしょうか、異様な匂いを衣服や着替えに付着させて帰宅したので家のなかがバルカン臭になってしまい往生しております。

黴臭き煙草死ねよと賜りし(小原啄葉)

メメントモリ