(巻十七)バレンタインデーか中年は傷だらけ(稲垣きくの)

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2月26日月曜日

天気予報がよい方に外れてくれて雨も雪降らずの朝でありました。
写真は昨日一撮した図書館の映画会ポスターです。1996年の制作と付記されていますが、そんなに昔だったか!とここでも年の流れの速さに驚いた次第です。でも役所さんはじめ皆さんご健在ですから古い映画と云うほどでもありませんね。この図書館の映画会で主役ご存命の作品が上映されるのは希なことです。

春宵や故人ばかりの映画観る(山戸暁子)

オーブンレンジの故障で細君は息子の夕食のあたためで苦労している。
この季節に夜遅く帰宅する息子は取り置いてあるお菜、汁、飯を温めているが、レンジが使えないので直るまではホカホカは食べられない。
なんとか、“ぬるい”程度で食べさせてあげたいと母親は苦労している。

温めるも冷ますも息や日々の冬(岡本眸)

朝日の俳句時評は金子兜太で、

よく眠る夢の枯野が青むまで

を書き留めた。