(巻十八)晩年はよしといふ相秋扇(小出文子)

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5月17日木曜日

蒸し暑さにまだ慣れず草臥れた。

草臥(くたびれ)て宿かる比(ころ)や藤の花(芭蕉)

西城さんの訃報が走った。西城さんが何なのか若い方にはよく分からないようである。同い年の栗さんが郷ひろみ野口五郎の両人を含めて新ご三家の説明を試みていたが、一層混沌とさせたようだ。
私もYMCAくらいしか思い出せない。
アイドルといわれる女の子にも興味はなく、小津映画『秋刀魚の味』で岩下志麻さんを知って以来志麻さんを私の美人規範として参りました。岡田茉莉子さんはちょっといやだなあと、小学生のぼくは思った。

山笑ふ思い出せない女優の名(成田淑美)

細君が高校の友達とランチをしたので、夕食は弁当を買って帰りなさいとのお沙汰が届いた。細君の料理が旨いわけでもないからどっちでもよいが、弁当代が自弁なのは釈然としない。

コンビニの短き箸の夜食かな(小高根千尋)

レインボーブリッジの写真に意味はありません。ただ車窓から見えたので写しました。
フイルムだ現像だと写真一枚一枚のコストがはっきりしていたころは皆さんも丁寧な写真の撮り方していたものと思います。
どこかへ行楽に出掛けても、36枚撮りフィルムをどう配分するか考え、そして大抵の場合は6枚くらい使い残したものでした。