(巻十九)美しき名を名を病みて花粉症(井上祿子)

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6月13日水曜日

息子と細君は“美しき名の病気”に苦しんでいるが、吾輩は今のところ発症していない。

夏季休暇3日を足すと有給休暇が25日残っている。一月に均すと8日ほどになる。
纏めて取得して一ヶ月休むと云うこともできる。転職される方の場合はこの期間が再就職準備が期間となり有効で必要な時間であるが、私の場合はそれから後が“サンデー毎日”になるのだから纏めて休むことにあまりメリットを感じない。
そこで、少なくとも毎週水曜日はサボり、金曜日は午後ズル休みすることにした。
今日はその第一回目であります。

定年の男が叩く干布団(井上玉枝)

細君の抵抗を予想
したがそれほどではなかった。買い物やクリーニングの引き取りなどお役に立つことでなんとか良好な関係を維持いたしました。
ただし、急きょお休みにしたので昼食は準備不足でして、二人で賞味期限が近づいてきた備蓄分のカップうどんと昨日の残り物で済ませた。

男といふ性は峠を過ぎゆきて赤いきつねを啜りいるなり(田島邦彦)


やはりお湯を注いだだけで麺をもとに戻すのは至難のようです。油揚げはまあなんとかなっていました。

油揚げ一枚だけであとは秘儀(木村聡雄)

午後は駅ナカのQBに散髪に出かけ、ついでに漬け丼で軽く一杯いたした。

昼間の書見は、

“Working longer may be the best retirement plan”

を導入のところまでコチコチした。
老後計画についての意見記事である。

But it suggest that retirement planning may not be focusing sufficiently on a basic truth:As pensions vanish and the stock market gyrates, Social Security remains the most stable pillar in most people's retirement. Increasing annual Social Security income by working longer - optimally, until at least age 70 - will improve financial security more than anything else most people can safely accomplish.

が言いたいことのようである。少しでも長く働くと年金は随分ちがう。できれば70歳まで働くとよい、とのお告げであります。(アメリカの話だが、日本でもおなじだろう。)

ゆっくりコチコチすることにした。

夜は武田泰淳の続きをゆっくりと読んでいる。