(巻二十)ぼんやりと脳もからだも白く消えてゆくことの近くあるらし(宮沢賢治)

イメージ 1

10月23日火曜日

今朝は九時半から生協まで買い物に付き合うことになっていたので、早めにネットで官庁の“どうでもいいニュース”を確認した。
朝っぱらからPCを開いて座っていると細君は機嫌が悪い。
そうこうしているうちに小雨が降りだして、“買い物は一人で行くわ。”と予定が変更になった。
それなら、こちらもやりようがあったのだ!

うつくしや上から下へ秋の雨(上田信治)

昼飯のおかずに昨晩の残りシチュウを電子レンジで温めていたら、バン!と破裂して中を汚してしまい怒られた。2分の温めだから問題ない筈なのだが、上に被せたラップがピッタリし過ぎたようだ。

何かと文句を言われることが尽きない。
やはり、接触頻度、特にコミュニケーション過多が摩擦を発生させるから、これを減らせばいいのだ。

叱られて拗ねたる夫の端居かな(内田歩)

雨が降り続けているので外出は止めて昼寝にした。寝る時はイヤホーンをして英語なんぞ聴いて眠るが、イヤホーンがむず痒いのでヘッドホーンにしてみた。とにかく英語を聴いているとすぐに眠りに吸い込まれるので導入剤としての効能は抜群である。

片耳は蟋蟀に貸す枕かな(三笑亭可笑)

夕食に秋刀魚が出た。三匹で400円まで下がってきたと言う。ただし魚屋が尾かしらを落とし腸を抜いてくれるとかで一番おいしいところが喰えない。

いのち焼く香のかぐはしく身はうまき秋刀魚をくらふ秋はまた来ぬ(島田修三)


今日のコチコチ読書、

和文

「死ぬのによい日だ - 丸元康生」文春文庫 09年版ベスト・エッセイ集 から

を読み終えました。

(一部抜き書き)

今年に入ってからは、日に日に体力が衰え、自宅で寝たきりになりました。声もかすれ果ててしまいましたが、母が質問すると、答えてくれました。
「好きな食べ物は?三つあげるとしたら?」
大根おろし、ナスのヌカ漬け、唐人干」
「じゃ、旅先で食べて一番好きだったものは?」
「スペインの電車の中で食べた生ハムのサンドイッチだね。生涯で一番おいしいと思った」
「天国に行ったら、神様に何て言われたい?」
「......『歓迎しますよ』」
「この次、生まれ変わるとしたら、何になりたい?何をしたい?」
「生まれ変わりたくない。パパは疲れたよ。もう休みたい」

(一部抜き書き了)

と云う最後に共感です。二度と生まれて来るところではないというのは結構共通認識ではないのでしょうか?

人生は一度でいいよ松の芯(河黄人)

終わりましたので次の作品に入りましたが、重たい作品です。昨晩寝る前に読んで寝付きが悪くなり失敗しました。この作品のコチコチは朝だけにします。

「アーロン収容所・まえがき ー 会田雄次」中公文庫 アーロン収容所 から

英文、

Message from British rail companies: We’re so, so sorry - by David Segal NYT October 4, 2018 鉄道お詫びメッセージ

を読み終えました。

Machine learning - A sense of curiosity is helpful for artificial intelligence (The Economist September 1st 2018) 人工知能に必要な好奇心

に手を付けましたが、難しい。

冒頭でAIの学習方法の基本を以下のように説明していますが、演繹と帰納と云うことですか?

Software that can learn is changing the world, but it needs supervision. Humans provide such oversight in two ways. The first is to show machine-learning algorithms large sets of data that describe the task at hand. Labelled pictures of cats and dogs, for instance, allow an algorithn to learn to discriminate between the two. The other form of supervision is to set a specific goal within a highly structured environment, such as achieving a high score in a video game, and then let the algorithm try out lot of possibilities until it finds one that achieves the objective.
These two approaches to “supervised learning” have led to breakthroughs in artificial intelligence. In 2012 a group of researchers from the University of Toronto used the first method to build AlexNet, a piece of software that in a competition recognized one in ten more images than its closest competitors. In 2015 researchers at DeepMind, a British AI firm owned by Alphabet, used the second method to teach an algorithm to play Atari video games at superhuman levels, an advance that led to later triumphs at Go, a board game.

彼等とのつきあひ方と人のごとく
語られている人工知能(内田しず江)