(巻二十)嫌われているとも知らず穴まどい(橘キミエ)

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11月4日日曜日

昨日の秋晴れから一転して何時降りだしてもおかしくない今日の午後、図書館にNYTの記事を拾いに出掛けた。
当日の新聞の複写は禁止ですから、1日から3日までのNYTを捲ってみました。コチコチ読書によさそうなのは奇怪食品の記事で納豆が筆頭として写真になっておりました。他に三品が写真で紹介されていましたが、フィリピンのバルーは4番目の写真でした。私の感覚でいうとあのバルーは人間の喰うものとは思われませんが、納豆も異食文化からみれば吐き気を催す代物なのでしょう。ほかにコチコチしたくなる記事はなく、その記事を苦労してA3に収めて図書館を出ました。

この一ヶ月、お昼によく納豆を食べました。機嫌が良いと海苔もつけてくれるのです。この歳になればこれで十分ですし、日頃こういう食事をしているからこそたまあに食べる海鮮丼が美味いのですよ。

お陰様で、

美食より快便うれし老の秋(佐藤其土)

今日のコチコチ読書、
和文

「鍋料理の話 - 北大路魯山人」中公文庫 魯山人味道 から

が終盤に入った。これからは鍋の季節になるが、お奉行さまの指南書でもあります。

次につくり方、食べ方の要領をお話ししよう。たいを煮ると仮定しよう。三人か五人で食べるなべだとすれば、その人数が一回食べるだけの分量のたいを煮る。煮えたらそれをすっかり上げてしまう。次に野菜を入れる。たいの頭などは、よくスープを出すからだしがふえる。ところが野菜はだしを吸収する。そういう材料の性質を見て、だしの出るもの、だしを吸うものを交互に入れて煮るというふうにする。そうして一回ごとになべの中をきれいに片付けて、最後まで新鮮な料理が食べられるようにする。食べ方にもこのような工夫がいる。


寄鍋を仕切るをとこのいるもよし(近藤庸美)


英文も

Tourism - Wish you weren't here (The Economist October 27 2018) 観光客の名所集中

が終盤です。こちらの記事では、

Many cities are also tackling bad behaviour. Paola Mar, Venice’s tourism chief, thinks a change in the type of tourists has led to more problems. In the 1970s and 1980s most were from western Europe, America and Japan. They came to eat in traditional restaurants and visit art museums. Today tourists are often day-trippers from Italy’s resorts, or are on their first trip abroad from Asia. They crowd the pavements with packed lunches rather than spend money in shops and restaurants. Locals call them “munch and flee” visitors.

の、あたりが目を引きましたが、記事全体では“アジア”にちゃんと配慮しています。