「死に時のすすめ ー 久坂部羊」日本人の死に時 から

 

 

「死に時のすすめ ー 久坂部羊」日本人の死に時 から

 

何ごとにも、ころ合いというものがあります。
食べ時、買い時、勝負時、踏ん張り時、潮時、やめ時。
死ぬのにも、死に時というものがある55思います。
これまで医学は、命を長らえさせることを目的としてきました。病気や怪我で自然な寿命を縮められていたあいだは、それでよかった。しかし、今はもうその時代を過ぎています。自然な寿命以上に命を長らえさすと、悲惨な長寿になってしまう。
多くの人がそれを知らずに、素朴に長生きを求めています。そして、実際に長生きしてから、そのつらさに気づく。どこかで悪循環を断たなければなりません。
死に時については、むかしからその知恵はありました。古くは、吉田兼好の『徒然草』にこうあります。

あかず惜しと思かはば、千年[ちとせ]を過ぐすとも、一夜[ひとよ]の夢の心ちこそせめ。
住み果てぬ世に、みにくきすがたを待ちえて何かはせむ。
命長ければ辱[はじ]多し。長くとも、四十[よそじ]に足らぬ程にて死なむこそめやすかるべけれ。
(飽き足らずに惜しいとばかり思っていると、たとえ千年を過ごしても一夜の夢のように短く感じるだろう。どうせ最後まで住みきれない世の中に、老いて醜い姿になる日を待って何になろう。長生きをすると恥をかくことも多い。長くて四十にならないうちに死ぬのがちょうどよいところだろう)

「あかず惜しと思はば」というのは、欲望肯定主義への痛烈な批判でしょう。「命長ければ辱多し」というのも、現実をしっかり直視しています。
徒然草』は十四世紀の作ですから、そのまま現代に通用させるわけにはいきませんが、それでも死に時を四十歳までとするのはそうとう早い。しかし、かくいう吉田兼好自身は六十七歳まで生きていますから、死に時の有言実行はむずかしいようです。
いや、死に時というのは、何もそのときに死ななければならないということではありません。それくらいで死ぬだろう、あるいはそれくらいで死んだほうが楽だ、という目安みたいなものです。あるいは、むやみに長生きを求めない自戒でもあります。だから死に時を設定するなら、早いに越したことはありません。それ以上生きれば、それは余録ということになります。
江戸時代の禅僧・良寛の言葉にも、死に時に通じるものがあります。
一八二八年に起きた大地震のあと、知人を見舞うために送った有名な手紙の一文です。

災難に逢う時節には、災難に逢うがよく候。死ぬ時節には死ぬがよく候。

災害の見舞いになんとひどいことをと、怒る人も多いかもしれません。しかし、そのあとにはこう続きます。

是はこれ災難をのがるる妙法にて候。

つまり人智を超えた厄災は、逃れようと思えばそれだけ苦しみが増え、避けようと作為をほどこすほど煩いが大きくなるということです。だから、死に時が来たら、死ぬのがいちばん楽ということになります。
ちなみに良寛は七十二歳まで生きていますから、死を逃れようと思わなくても、長生きする人はするようです。
死に時を考えるということは、死を含むすべてに自然の時節をわきまえるということです。若いうちにはよく学び、一人前になったらしっかり働き、中年になれば人生の収穫を楽しみ、老いれば達観するということ。学ぶにも、働くにも、楽しむにも、達観するにも、それぞれふさわしい時宜[じぎ]があります。
ところが、現代は「今」が苦しいので、老いてから楽しむとか、あとで生き甲斐を見つけるとか、喜びを先送りする傾向があります。しかし、それは自然な時宜に反する。老いれば体力、気力ともに、若いときのようにいかないのですから。
では具体的に、現代の死に時は何歳ぐらいが適当なのでしょうか。
仮に今、死に時を六十歳にする場合と、八十歳にする場合を比べてみましょう。
まず、死に時まで生きる確率は、考えるまでもなく六十歳のほうが高いでしょう。
死に時まで生きられなかったら、早死にです。八十歳を死に時にすると、大半が早死にの危険性にさらされます。
人生でやりたいことは、死に時までにしておかなければなりません。六十歳を死に時にしついると、時間が短いので早めに努力せざるを得ません。八十歳だと余裕があるので、ついサボッてしまう。ところが八十歳までいろいろやるつもりでも、機能も能力も衰えるので、最後のほうはなかなか思い通りにできなくなってしまう。六十歳ならまだ能力もさほど落ちていないし、体力もあるのでほぼ想定通りの力が発揮できる。
死に時を過ぎれば、あとは余生です。ゆっくりと楽しめばいい。死に時を六十歳にしていれば、長く楽しめますが、八十歳では余生がほとんどありません。
六十歳を死に時と心づもりするのは、とても勇気がいることです。しかし、欲深い気持を捨て、心の底から死に時を六十歳と思うことができれば、八十歳まで生きたいと思う人より、どれだけ苦しみから解放されるかは明らかです。
今、六十歳の人に、六十歳を死に時と思えと言ってもむずかしいでしょう。でも三十歳ね人なら少し余裕があるのではないでしようか。だから、こういうことは早めに考えておかなければならない。早めに今を充実させ、早めに満足を得る。そうすることで、泰然と死に時を迎えられる。
死に時を越えれば、あとは自然な寿命を受け入れるだけです。そうやっていても長生きする人は、それが寿命なのですから生きればいい。
死に時の考えは、古くからあるものです。アメリカ先住民の詞にもあります。

-今日は死ぬのにもってこいの日だ。

死は悲しいし、つらいものです。それを乗り越えるために、人間は古くから知恵をしぼってきました。
ところが今、医学が進み、安全な世の中になって、多くの人が長生きできるようになると、その知恵を忘れるような風潮になりました。長生きが当たり前のように思われ、本来なら十分に長生きといえる人が、早死と嘆き嘆かれて死んでいく。寿命が延びて、早死にが増えたという逆説的な状況です。
自分の死に時を何歳にするか、それは自分次第です。そんなことを考えなくても、死は必ずやってきます。死ねば何もわからなくなるので、準備しようがしまいが、結局は同じなのかもしれませんが。

(巻四十)漫談の吾れをうとみぬ冴え返る(徳川夢声)

 

4月22日月曜日

 

(巻四十)漫談の吾れをうとみぬ冴え返る(徳川夢声)

 

雨。朝家事はなし。

穀雨かな世の一隅に安らぎて(松本文子)

昼飯を喰って、抜歯で服用するよう頂いた抗生物質を飲み切る。一息入れて、座椅子でごろ寝。雨は落ちていなかったが散歩には行かず。

味噌汁を作り、肉野菜炒めを拵える。

一銭も使わず。

願い事-ポックリ御陀仏。知らずに仏。

 

穀雨というよりも、

 

死に際にとつておきたし春の雨(高野ムツオ)

 

という感じで受け止めております。

 

昨日はブログ「随筆筆写」に33人の方が訪れ、40のアクセスがあった。アクセスのトップ(アクセス6)は

「かたちのレビュー(抜書:サントリーオールド、団地、蚊取り線香) - 鷲田清一」生きながらえる術 から
https://zuihitsuhissha.exblog.jp/32441303/

2位(アクセス4)は

「東京-大阪、深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと - スズキナオ」

https://zuihitsuhissha.exblog.jp/32451963/

3位(アクセス3)は

サザエさんの性生活 - 寺山修司」角川文庫 家出のすすめ から

https://zuihitsuhissha.exblog.jp/32296453/

「英語脳によって日本語も豊かになる - 茂木健一郎」最強英語脳を作るから

https://zuihitsuhissha.exblog.jp/32391519/

「運転士や車掌は何を食べていたか - 岩成政和」国鉄食堂車の繁盛記・食堂車バンザイ! から

https://zuihitsuhissha.exblog.jp/33266534/

「科学の原理 - 山本貴光吉川浩満」高校生のための科学評論エッセンス ちくま科学評論選

https://zuihitsuhissha.exblog.jp/33397711/

で、日常使っている物に美を見るということで、

「民芸の美(小学六年) - 柳宗悦」文春文庫 教科書で覚えた名文 から
https://zuihitsuhissha.exblog.jp/32301838/

を紐づけ致しました。

余録:夕食に作った煮物、鍋の残りが翌日の昼飯に出て、さらに夕食の添え物になったりする。翌日のほうがかなり旨い。味が染みるとか、成分が分解して滑らかになるとか、諸説あるらしい。とにかく、昨晩の鶏とトマトと茄子の煮込みの残り物は旨かった。

「25歳の女子が考える『一晩置いたカレーはなぜおいしいのか』 - 印度カリー子」 一晩置いたカレーはなぜおいしいのか - 稲垣栄洋 新潮文庫 から

https://zuihitsuhissha.exblog.jp/33627031/

Sidenote: The leftovers of the simmered food and pot made for dinner will be served for lunch the next day, and will be used as a side dish for dinner. The next day is much better. There are various theories, such as that the taste of soaking and the decomposition of the ingredients lead to smoothness. Regardless, the leftovers from last night's chicken, tomato, and eggplant stew were delicious.

Why do we like spicy food?

https://www.bbc.co.uk/programmes/w3cszv66

 

 

 

映像性談

どうも去年も同じような駄文を書いていたようだ。去年はこの方の随喜の涙顔に興奮いたしたが、何度拝見しても昂りますなあ。

https://www.xvideos.com/video.iiflfhkb001/_

(巻四十)花曇かるく一ぜん食べにけり(久保田万太郎)

 

 

4月21日日曜日

 

(巻四十)花曇かるく一ぜん食べにけり(久保田万太郎)

 

晴れ。朝家事は掃除機がけ。夜すすぎの洗濯物を外に干す。生協へ買い物に行く。昼飯は残りの鶏蓮根と納豆。

昼飯喰って、一息入れて、散歩。図書館で3冊借りた。稲荷のコンちゃんが近づいてきてスナックを5粒食べて立ち去る。7ELEVENに寄るが笑顔のネエチャンは不在。珈琲を致さず退店。藤は盛りだが、クロちゃんは不在。

一銭も使わず帰宅して、豚キャベツスープを煮て、鮭を焼く。

くたくたとキャベツスープを煮て二人(松本広子)

願い事-ポックリ御陀仏。知らずに仏。

のどけさの先に果てある命かな(山本けんえい)

 

昨日はブログ「随筆筆写」に32人の方が訪れ、37のアクセスがあった。アクセスのトップ(アクセス6)は

「東京-大阪、深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと - スズキナオ」

https://zuihitsuhissha.exblog.jp/32451963/

2位(アクセス2)は、

「世捨人の文学 -車谷長吉新潮文庫 百年目(新潮文庫編集部編) から

https://zuihitsuhissha.exblog.jp/32302839/

刑法「不法領得の意思の肯否 - 中央大学教授 高橋直哉」法学教室2022年10月号

https://zuihitsuhissha.exblog.jp/32518346/

「妻の悪口(漱石日記から悪口だけ抜書) - 夏目漱石岩波文庫漱石日記 から

https://zuihitsuhissha.exblog.jp/32802085/

「談志最晩年の日々(あとがきにかえて) - 松岡慎太郎」努力とは馬鹿に恵[あた]えた夢である-立川談志 から

https://zuihitsuhissha.exblog.jp/33141116/

「『「平穏死」のすすめ-石飛幸三』の解説 - 日野原重明講談社文庫 『「平穏死」のすすめ』から

https://zuihitsuhissha.exblog.jp/33586725/

で、「遁世」ということで、

鴨長明と方丈の庵 - 中野孝次」文春文庫 清貧の思想 から

https://zuihitsuhissha.exblog.jp/32302991/

を紐づけ致しました。

余録;

The art of being happy lies in the power of extracting happiness from common things. Henry Ward Beecher

If you want to live peacefully then do not take anything to your heart. Adeep
という警句が顔本に載っていたので書き留めた。
幸福というのは強く望まないが静心は命に代えても保ちたい。

I wrote them down. I don't strongly desire happiness, but I want to keep my mind quiet, even if it costs my life.

「ことわざ - 外山滋比古」中公文庫 省略の文学 から

https://zuihitsuhissha.exblog.jp/32302805/

Everyday Shakespeare

https://www.bbc.co.uk/programmes/m001ptbg

 

映像性談

先生

https://www.xvideos.com/video.ulhoeph52ef/_w_url_https_is.gd_ckwv8e

を鑑賞。国語の先生だとか。導入5分ほどの職場不倫話はそれらしいから本物?観ながら血圧を測ったら138ー90と出たから、そこそこいい作品なんのかな。

(巻四十)水仙や海の機嫌は波に出て(鷹羽狩行)

4月20日土曜日

 

(巻四十)水仙や海の機嫌は波に出て(鷹羽狩行)

 

晴れ。朝家事はなし。生協から戻った細君の下世話。その一、両膝の関節で苦労していた生協での友だち婆さんがチタン手術を終えて復帰。手術は大成功だったようで二足歩行でヒョコヒョコだった由。別の友だちは同じ手術を受けたが、歩行不自由との結果に終わっていたので進歩なのか状態が違ったのか、やはり「運」なのか。その二、生協の精算機に四つ折りの中央線の上が僅に千切れた万札を投入したらはじかれたと怒っている。「お父さんどこかで使って。」と云うので「ありがとう。」ととぼけたら無傷の万札を抜かれた。 

昼飯は昨日買って帰った焼売プラス。一息入れて、散歩。

セーターを手に提げ歩く頃が好き(副島いみ子)

よりもまだ暑し。

絵所を求めて上千葉砂原公園へ歩く。鯉幟、テント・ピクニック、花壇と採取。農産高校前を経て曳舟川。稲荷でコンちゃんを車の下の日陰に見止める。反応なし。7ELEVENでアイス・コーヒーを喫する。笑顔のお姉さんは不在。クロちゃんも不在。生協に寄り、少し千切れた万札でデポジットして成功。飴を買って帰宅。

帰宅して、先ずブロッコリーを茹でる。次いで鶏と蓮根の炒め物を炒める。今日はコンソメ味だそうで、これはいけるが、歯が足りない!

 

 

 

願い事-ポックリ御陀仏。知らずに仏。

 

のとけしや君は蛸壺僕は蛸(早川たから)

 

昨日はブログ「随筆筆写」に31人の方が訪れ、34のアクセスがあった。アクセスのトップ(アクセス6)は

「東京-大阪、深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと - スズキナオ」

https://zuihitsuhissha.exblog.jp/32451963/

2位(アクセス2)は、

「猫派と犬派の違いについて - 養老孟司」作家と猫 から

https://zuihitsuhissha.exblog.jp/32618448/

「人生の四苦八苦(抜書) - 車谷長吉」人生の四苦八苦 から

https://zuihitsuhissha.exblog.jp/32818137/

「笑う門には福きたる - 木原武一」快楽の哲学 NHKBooks から

https://zuihitsuhissha.exblog.jp/32915761/

「科学の原理 - 山本貴光吉川浩満」高校生のための科学評論エッセンス ちくま科学評論選

https://zuihitsuhissha.exblog.jp/33397711/

で、猫派の作品はたくさんあるが、ここは犬派を紐づけ致しました。

「犬と尊敬 - 田辺聖子集英社 楽老抄 から

https://zuihitsuhissha.exblog.jp/32319303/

余録:廃水管の高圧清掃があった。建物も人体も管が壊れたり詰まったりするわけだ。口から肛門までは管一本だし、血管に尿管。死病というのはこれの何れかがやられると思っていて、まず間違いあるまい。

「水洗の使えなくなる時 - 古井由吉」文春文庫 巻頭随筆4 から

https://zuihitsuhissha.exblog.jp/32328332/

Side note: There was a high-pressure cleaning of the waste pipes. Pipes in buildings and human bodies are prone to break or block. One tube runs from the mouth to the anus, and there are the ureters and the blood vessels. I think that the fatal disease will be one that attacks these tubes and the organs connected to them.

 

 

 

この数日間、AVばかり見ている。エロスの方がタナトスよりは健全なのだろうが。

AVは年間凡そ35000本制作されているとの由。無料AVばかり見ているが、クライマックスの二、三分をつまみ食いしている。これでは身体を張っている女優さんたち申し訳無いと飛ばさずに30分ものを見てみた。半分以上がインタビューに費やされていたが、受け答えもしっかりしていて、なかなか面白い話をなさる。少なくともインタビューが使える女優さんアホ・バカではない。

今日は

Umi Oikawa水泳で鍛えた美しい身体

https://www.xvideos.com/video.ulaaacva2da/_g_

を鑑賞したが、このユミさんは29歳だそうで、18歳上の上司と不倫中で、他に二人の遣り友がいるそうです。落ち着いた話ぶりで、それなりに理屈も通ったお話をなさる。一応この種のビデオには初めての出演でお金を貰って寝たことはないと仰っていりいる。受け答えから、これは眉唾物だ。水泳をなさっていたそうだが、胸はむしろハンディキャップになったであろう。10分過ぎから脱ぎ始めた。

(巻四十)また誰か死んだ話に昼寝かな(中村伸郎)

4月19日金曜日

 

(巻四十)また誰か死んだ話に昼寝かな(中村伸郎)

 

晴れ。強風。廃水管の高圧洗浄があるので風呂場と洗濯機周辺の物を息子の居た部屋、現在は物置に移す。

業者さんが午後イチでお見えになることもあり得れるので早昼飯となり、一息も早めになった。

彼奴が業者さんの会社に電話して作業予定を訊き、自分の昼寝のためになるべく早くと注文を付けていたので、1時20分に作業員がお見えになり、ほんの5分もかからずに風呂場、洗濯機、台所の3ヶ所の廃水管を高圧洗浄して行った。

人体は管より成れる日短(川崎展宏)

私は後片づけのあと、2時半に歯医者さんの予約があり、駅前に向かった。

途中、クロちゃんを訪ねたが不在。亀有食品市場でお絵描きようの画題を一撮。予定通り2時半に歯科に到着。予定通り抜歯。麻酔のお蔭で、メリメリともぎ取られる感覚はあったが痛みはなし。一週間後に傷口の確認で予約。2割負担で1270円也。跡はブリッジにするそうだから保険の適用範囲だろう。この歳で一本ウン十万円のインプラントは判断に苦しむところだ。会計を致し、抗生物質と痛み止めの処方箋を頂き、抜歯後の注意書を渡された。「過激な運動」、「入浴はシャワー程度」、「喫煙は控える」、の3点については緑色のマーカーで強調してあるが、「アルコールを飲まないでください。」には強調なし。

で、歯科を出て薬局へ回ったが、3時まで休憩とのこと。他の薬局でもいいのだが、あの猫のフィンガー・ジュエリーの愛嬌のある下町娘風の薬剤師さんに再会致したく、リリオ7階の区のフロアの椅子で4時時間調整することにした。

椅子はあるのだが、あからさまに長いことは座らせないという意図があからさまに出ている意匠の椅子やソファ-である。メゲズに座りWi-Fiに繋ぎ。AVなんぞ見て時間調整。ここではWi-Fiに繋がったが、このバカガラホはアンテナは立つがコネクトが成立しない。 

で、4時近くなって行動開始。先ず三菱東京UFJで半年ぶりに臍繰りに手をつけた。ついで薬局へ回り、お目当ての薬剤師さんからお薬を頂く。覚えてくれていたようで、ネイル・ジュエリーや猫の話を交わす。タッパは低いが利口そうな目元をしている。お薬代390円也。 

で、崎陽軒へ回り弁当二つ、季節の御弁当は細君用、炒飯弁当は私用、それに明日の昼飯用の焼売を買う。2250円也。

で、薬局の向かいにある4時開店の若者の飲み屋「カメスタ」に入る。早速お目当てのポテサラを頼むが、欠品とこと。やむ無くピクルスでつなぎ16分かかるというメンチを頼んだ。ハッピー・アワーで飲物が安く、1200円也。

帰りはバスにした。220円の贅沢なり。両さん像の拳銃だけがやけにリアルだなあと思う。風呂屋ほか画題が少し集まった。

夕食に炒飯弁当を食す。片側の歯の少ない方だけで噛むので時間がかかった。たまにだから、旨し。

願い事-ポックリ御陀仏。知らずに仏。

 

春愁の昨日死にたく今日生きたく(加藤三七子)

 

昨日も今日もあまり生きていたくはなかった。

 

 

昨日はブログ「随筆筆写」に36人の方が訪れ、48のアクセスがあった。アクセスのトップ(アクセス6)は

「晩年の荷風と小林青年 - 川本三郎」05年版ベスト・エッセイ集 から

https://zuihitsuhissha.exblog.jp/32352760/

2位(アクセス3)は、

「私の見た大阪および大阪人(一部抜き書き) - 谷崎潤一郎岩波文庫 谷崎潤一郎随筆集 から 

https://zuihitsuhissha.exblog.jp/32306573/

「東京-大阪、深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと - スズキナオ」

https://zuihitsuhissha.exblog.jp/32451963/

「アジフライの正しい食べ方 - 浅田次郎」ベスト・エッセイ2023 から

https://zuihitsuhissha.exblog.jp/33365567/

5位(アクセス2)は

サザエさんの性生活 - 寺山修司」角川文庫 家出のすすめ から

https://zuihitsuhissha.exblog.jp/32296453/

「犠牲と変身-ストリップ・ティーズの哲学 - 澁澤龍彦」中公文庫 少女コレクション序説

https://zuihitsuhissha.exblog.jp/32308488/

「はるばるとバカらしい - 田中小実昌」エッセイ'96大きなお世話 から

https://zuihitsuhissha.exblog.jp/32779088/

「王子さくら新道 - 植田実」集合住宅物語 から

https://zuihitsuhissha.exblog.jp/33585017/

で、私もお世話になっている「集合住宅」に絡めて、

「私鉄沿線に現れた住宅(憧れのライフスタイルの出現) - 原武史新潮文庫「鉄学」概論 から

https://zuihitsuhissha.exblog.jp/32365040/

を紐づけ致しました。

余録:明け方、目覚めてしまった時など携帯を引き寄せてAVなど鑑賞いたす。もちろん無料AVで、危険があるとの注意喚起はされているが、専らアクセスしている
https://www.xvideos.com/
について言えば、NTT系の「ウイルスバスター」の防御でも警告が出たことはない。
それにしても、何でこんな綺麗な方が出演されるだろう?という疑問と、四足歩行から直立歩行に進化したのに匹敵するような日本人の体形の著しい変化への驚き!が朝方にはまだ発生する海綿体の充血と共に伴う。

「四十二の感動 - 出久根達郎」文春文庫 朝茶と一冊 から

https://zuihitsuhissha.exblog.jp/32312944/

Sidenote: At dawn, when I wake up, I pull my mobile phone and watch AV. Of course, it is a free AV, and although it is warned that there is a danger, the web, https://www.xvideos.com/, to which I have exclusively accessed, is comparatively safe and NTT's "Virus Buster" defense has never issued a warning.

Even so, why would such a beautiful person appear in such a video? And the surprise at the remarkable change in the body shape of Japanese people, which is comparable to the evolution from quadrupedal walking to upright walking! This incomprehensibleness and amazement are accompanied by hyperemia of the corpus cavernosum that still occurs in the morning.

 

(巻四十)迷惑をかけずに生きて冬日和(中村伸郎)

4月18日木曜日

 

(巻四十)迷惑をかけずに生きて冬日和(中村伸郎)

 

曇り。朝家事はなし。

朝食用品他を買いに生協へ。ツツジが開き始めた。顔本のお散歩写真グループに根津権現の絵が投稿されていたが、それを戴こう。

昼飯喰って、一息入れて、散歩。図書館へ参り5冊借りた。雨が降りだしそうな空模様だったので、すぐ帰宅。

帰宅して借りた本を筆写したくなる作品はなし。各書籍の巻末を捲り借りてみようかという本を物色したが、好みに合わない本の裏はやはり好みに合わない!

夕食の手伝いは豚肉焼き。

寝る前に洗濯。

 

願い事-ポックリ御陀仏。知らずに仏。

 

遠つ世へゆきたし睡し藤の昼(中村苑子)

 

どこかへ行くこともない。ただ単に消えるだけで十分です。

 

 

昨日はブログ「随筆筆写」に22人の方が訪れ、23のアクセスがあった。アクセスのトップ(アクセス2)は

三木のり平-すべての治療を拒否 - 小林のり一[かず](長男・俳優)」文春文庫 見事な死 から

https://zuihitsuhissha.exblog.jp/32308130/

「吾[あ]が妹[いも]へ - 池部良」江戸っ子の倅[せがれ]から

https://zuihitsuhissha.exblog.jp/32384985/

「アジフライの正しい食べ方 - 浅田次郎」ベスト・エッセイ2023 から

https://zuihitsuhissha.exblog.jp/33365567/

で、「死に方」に絡めて、

「老人は乾いて死ぬのがいちばん苦しまない - 中村仁一・久坂部羊対談」思い通りの死に方 から

https://zuihitsuhissha.exblog.jp/32365056/

を紐づけ致しました。

 

余録:趣味に金を掛けない!と気を引き締めてきたが、ここに来て絵具にお金を掛けてしまった。あくまで鉛筆画。鉛筆、消ゴム、反故の裏だけで時間を潰す覚悟だったが、春になり花綻びて色恋し、である。

Side note: Don't spend any money on hobbies! I've been bracing myself, but I've spent some money on paints recently. It's just a pencil drawing, which allows me to kill time with only pencils, erasers, and the back of scrap paper, but I fall in love with colors when the spring has come and flowers bloomed.