2015-05-21から1日間の記事一覧

(巻六)立読抜盗句歌集

襟あしの黒子あやふし朧月(武久夢二) 甘いことば言ってとねだるつれあいのいる幸せをかみしめよ君(大黒千加) 越後屋にきぬさく音や衣更(きかく) 柚子三つはふり込んだる湯の騒ぐ(橋本栄治) 片陰に入りわが影を休ませる(津田和敏) 夕されば衣手寒し高松の山の…

本日の句歌

句歌控帳「立読抜盗句歌集(巻六)」 気構への一歩遅れし寒さ急(蔭山一舟) 巻六の巻末の句です。 後程、巻六の句歌をまとめて掲載いたします。 早朝の雷鳴、強雨に交じり、雀の鳴き声がしっかりと聞こえた。 雨音に囀り交じる目覚めかな(潤) 鳥に興味を持った…