句歌控帳「立読抜盗句歌集(巻六)」
気構への一歩遅れし寒さ急(蔭山一舟)
巻六の巻末の句です。
後程、巻六の句歌をまとめて掲載いたします。
早朝の雷鳴、強雨に交じり、雀の鳴き声がしっかりと聞こえた。
雨音に囀り交じる目覚めかな(潤)
鳥に興味を持ったので、囀りが聞こえるようになった。
夏蝉の響きを止めて夕立の雨音高く木々の葉を打つ(有賀すい至)
と、雨音が勝る歌もある。どちらを聞きたいか、こころが音を採るのでしょう。
さて、
句歌集の巻ですが、80くらいの俳句と短歌で一巻としております。
筆者のガラケイのメール受信容量が五千文字までのため、四千を超えた辺りで一区切りとしております。
先会い先載せ法で句帳に書き留めていますが、季節が揃い過ぎてもおもしろくないので、少し調節しています。
書き込めばふくらむ句帖雲は秋(岡地蝶児)