2015-05-01から1ヶ月間の記事一覧
句歌控帳「立読抜盗句歌集(巻六)」 いのち焼く香のかぐはしく身はうまき秋刀魚をくらふ秋はまた来ぬ(島田修三) 5月5日、 菖蒲はスーパーで170円で売っていました。 さうぶ湯やさうぶ寄りくる乳のあたり(白雄) 柏餅は一昨日の外出の折り、柏そごうの入り…
句歌控帳「立読抜盗句歌集(巻六)」 死ぬのなら酒も止めねばよかったと誰れも言わずに酒を飲む通夜(森村貴和子) 昨晩の文化講演会は、 「人間は運ぶことで人間になった」(四週連続の第一回目) と、 「チンパンジーから人間を理解する」 でした。 人科四属がキ…
句歌控帳「立読抜盗句歌集(巻六)」 六十六もろともにあはれと思へ山ざくら花よりほかに知る人もなし(行尊) 細君と越谷にあるサンクチュアリーにバードウォッチングに出掛けた。 細君も私も、烏、鳩、雀くらいしか区別がつかないが、双眼鏡をそれぞれが携えて…
句歌控帳「立読抜盗句歌集(巻六)」 降る雪や明治は遠くなりにけり(中村草田男) 両親が明治生まれでしたので、いろいろな書類に明治と書いたり、明治に丸をつけていた。 遠い昔のある時代よりは関わりのある時代と感じています。 「坂の上の雲」を読んでいた…
句歌控帳「立読抜盗句歌集(巻六)」 恋文は遂に縁無く八十路の身ポストマンだった職歴寂し(青木武明) ポストマンと言えば、春の叙勲があったようですね。郵便局員さんや鉄道員さん、それに教職員さんたちも叙勲され、新聞の地方版の一番下の段に名を列ねてい…