「九十一翁の呟き(抜書) - 南條範夫」文春文庫 01年版ベスト・エッセイ集 から九十年以上も生きてきたのだから、もういつ死んでもいいと思う。負惜しみではない。本当のところもう心残りするほどのものは無くなってしまっているのだ。この二、三年の間に…
(巻二十七)恋文の起承転転さくらんぼ(池田澄子) 10月1日木曜日 細君が腕時計の修理に柏のデパート出かけた。戻ってきて云うに、デパートは大変混んでいたそうだ。(よく聞いてみると食品売場だけの話だ) その時計と云うのは高級なものではない。小学五年生…
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