「中くらいの妻 - 井口泰子」93年版ベスト・エッセイ集 から私の夫は、何でも「中」が好きである。上、中、下とあるうちの、中、である。彼の母親が、常々「中庸をいくということは大事なことです」というのに感化されたものらしい。ただ姑は「中庸というの…
(巻三十五)公園の枯葉のためのベンチかな(鈴木貴念子) 1月8日日曜日 駄句を捻り始めた平成二十六年の暮れに、 考えて今宵の鍋を定めけり と捻った。今朝、寝床の中で、ふと、“考えて”を“吟味して”にした方がよいのではないかと浮かんだ。句帳を赤ペンで“吟…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。