(巻二十四)大皿に向きを揃へて柏餠(小圷健水)

f:id:nprtheeconomistworld:20191124082113j:plain


11月23日土曜日

本日も一日中雨でございます。家事親爺といたしましては、洗濯、掃除、換気扇の掃除を先ずは朝一の仕事として済ませました。
午後の座椅子での昼寝も毛布だけでは寒くて、掛け布団まで持ち出した。

茶の会に客の揃わぬ時雨哉(夏目漱石)

地球

昨日、顔本の鉄ちゃん倶楽部に亀有を通過する“ひたち”を投稿しました。一日で18の“いいね”をいただきましたです。

地球

One paragraph essay clubへの入会希望がありましたが、短期間に50くらいのグループに入ってますので 却下しました。

ラジオ

FM葛飾の受信状態がよろしくない。埼玉の局とか千葉の局もよくないので電池かなと思い取り換えてみました。
結果よく聴こえるようになりましたが、毎月四本づつ取り換えるのだとすると無職になると辛いなあ。
食べるものからトレペーまで生きていると金が掛かる!

蓋開けて電池直列春寒し(奥坂まや)

本

「塔について~『大和古寺風物誌』から~ - 亀井勝一郎」文春文庫 教科書でおぼえた名文 から

を読みました。
面白いとかそういうことは別にして。 文章が美しいですね。

《 塔は幸福の象徴である。悲しみの極みに、仏の慈悲心の与える悦びの頌歌[しようか]であるといってもいい。金堂や講堂はどれほど雄大であっても、それは地に伏す姿をを与えられている。その下で人間は自己の苦悩を訴え、且[か]つ祈った。生死の悲哀は、地に伏すごとく建てられた伽藍の裡[うち]にみちているであろう。しかし塔だけは、天に向ってのびやかにそそり立っている。悲しみの合掌をしつつも、ついに天上を仰いで、無限の虚空に思いを馳[は]せざれをえないように出来あがっているのだ。人生苦のすべては金堂と講堂に委ねて、塔のみは一切忘却の果に、ひたすら我々を天上に誘うごとくみえる。》

秋深き大和に雨を聴く夜かな(日野草城)

文章が美しくてお話もとなるとあたしや独歩かな。
趣はちがいますが、綺堂もよろしいですなあ。