(巻三十二)ふるさとを素通りしたる冬の旅(田村エイゾウ)

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(巻三十二)ふるさとを素通りしたる冬の旅(田村エイゾウ)

2月16日水曜日

今日の句も沁みる。歩いて30分のところに在るが、近寄る気はない。

気分的に凹期のようで根気のいるディクテーションをやる気が起きない。

無理に取り掛かっても結果はよくないから無理はしないで家事に付き合って、洗濯、毛布干し、マット干し。

午後は細君に頼まれた文具を買いにアリオのロフトに出かけた。付箋、ラップに書けるペン、サインペン、青ボールペンを買った。ノック式でないボールペンは絶滅に近い。ラップに書けるペンも取り扱いが終わり残っている在庫に青がなく、黒で我慢だ。筆記用具も筆記することが減っているのだから無くなっていく宿命なのだろう。

サランラップの端見失ふ春の雪(駒木根淳子)

文具のほかに自分の下着と靴下を買い、亀有銀座の串焼き本舗で一息ついた。

リリオ1号館の三井住友銀行跡にセブンイレブンが入るらしい。工事をしていた。駅の周りにセブンイレブンがこれで少なくとも4軒になる。これも世の無常だな。

コンビニに現世のすべて冬の暮(高野ムツオ)

願い事-生死直結で叶えてください。コワクナイ、コワクナイ。起きているのが厭になった。とにかく眠るのがよい。ず~と眠ってもよい。

眠るしか用なき山となりにけり(久野茂樹)

今晩も早く寝よう。

風呂から出てくると、細君がおとうさんのシャンプーは減りが遅いがちゃんと洗っているのか?と問い掛けて来た。

追い焚きや泡のまだ立つ頭[つむり]かな(拙句)