(巻三十二)下魚を焼く煙なり天の川(小澤實)

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(巻三十二)下魚を焼く煙なり天の川(小澤實)

2月27日日曜日

蛇口を十分に絞めずに寝たらしく、朝から叱られた。

夜の音生む蛇口絞めなほす(福永耕二)

滑るフローリングの雑巾がけを続けているが、まだツルツルする。

俳壇から、

探梅を終へて一句もなかりけり(岸下庄二)

あたりまへのものの旨さよ周平忌(萩原行博)

手鏡にわが死顔の夜寒かな(宮本正章)

を書き留めた。

午後は角川俳句2月号ほかを借りに図書館へ出かけた。風向きが変わったためか都住の野良たちの姿は見えなかった。

都住の敷地内には樹々が豊富だが、その中に「やまもも」と標札が掛かった二木があり、こんなところにやまもも!かと見上げ一撮した。

山桃の日陰と知らず通りけり(前田普羅)

願い事-生死直結で仕上げてください。途中で怪我して不自由になることのありませんように。事故災害災難は仕方ありませんが、一発で仕留めてください。

死ぬまでは転ぶことなく寒雀(三橋敏雄)

コワクナイ、コワクナイ。