(巻三十二)文学の道に岐路あり雪ばんば(中村國司)

f:id:nprtheeconomistworld:20220407073614j:plain

f:id:nprtheeconomistworld:20220407073617j:plain

f:id:nprtheeconomistworld:20220407073620j:plain

f:id:nprtheeconomistworld:20220407073623j:plain

(巻三十二)文学の道に岐路あり雪ばんば(中村國司)

4月6日水曜日

細君が生協への買い物のついでに郵便局にクラスメートに贈る誕生日祝いのレターパックを出しに行った。細君も厚さ3センチ基準を気にしてはいた。私も定規で淵は測り3センチ以下を確かめたが中央が膨らんでいたのだろう。郵便局で高さ3センチのトンネルをくぐらされて通れず、このままでは出せないと言われた。が、局員さんも親切で、手伝い・助言を頂きながらその場であれこれと詰め替えの試行錯誤を繰返し、最終的には文庫本の位置を最適化したことで3センチのトンネルを完通できたとの由。

午後は細君の命を受けて『週刊朝日大学別高校別合格者数特集号』を探しに出かけた。何しろ本屋さんが消滅して、コンビニの雑誌は女性誌とギャンブル、コミック又はエロ系誌だ。そんなこんなで二丁目の桜通りの田中ストアーの辺りでサラサラと散る桜を一撮していたら、携帯を繋ぎ止めているストラップ紐が切れてしまった。

是がまあ臨死夢中か花吹雪(河野輝暉)

ストラップ紐を調達するとなるとアリオのロフトか駅前の携帯屋になる。それならば本屋があるアリオへ行って両方済ませてしまうことにした。

ストラップ紐が500円で雑誌も同じくらいでした。サンデー毎日週刊朝日はこの時期この特集で稼ぐようだが、講読者の中には細君のような昔し子供と共に闘ったお受験を懐かしんで買う人もいるのだろうか。

せっかく駅前まできたのだから一息と思ったが、串焼き本舗にしろモツ吟にしろ俗なテレビニュースを垂れ流していて旨い酒は呑めない。そこで北口の旧商店街にある磯丸水産を覗いてみた。ここにはテレビはなかったので入ってみた。今日は様子見なので品書きを見て食べたい物飲みたい酒から1ランク下げて一撮の品を頂いた。京橋の大舷に比べればさみしいものだが、値も半分だ。酒は冷酒なので大体の酒はうまく呑めてしまう。殊に米粒をつまみにすると酒は旨い。二杯目と行きたいところだったが、ホッピーとちがい酒は効きそうだったので思い止まった。帰宅して、こうして机の前に座っているが、止めて正解だった。締めて1600円也。モツ焼き屋さんでも1200円くらいするから、まあいっか。それに頻繁に来るわけではないし、いつまで来られるかも分からない。

翌日しらぬ身の楽しみや花に酒(井上井月)

夜、お月見に誘われる。解説によれば五日月くらいだとのことだが、上弦の月がクッキリと拝めた。

願い事-生死直結で知らないうちに叶えてください。コワクナイ、コワクナイ。

これで知らないうちに死んでたら満点だな。