(巻三十四) 絵を売つて生計(たつき)なさねど麦は穂に(野見山朱鳥)

(巻三十四) 絵を売つて生計(たつき)なさねど麦は穂に(野見山朱鳥)

7月26日火曜日

細君は朝方の強雨で気を揉んでいたが、天気予報は大外れで9時ころになっても止む気配のない中を七千円の美容室にお出掛けになった。

昼過ぎに弁当と抗原検査キットを土産に帰宅した。何で検査キットなんか買ったのだろう?

美容室で「オレンジ・ページ」と云うの雑誌を読んだそうで、列挙されていた手抜き料理にいたく感動し、その雑誌を仕入れて来いと命が下った。細君も駅前のコンビニで探してはみたがコンビニにはオレンジ・ページは置いていないらしい。となると亀有に一軒しかない本屋、TSUTAYAだ。アリオの紀伊國屋書店も調べてみたが、開店は9月になるらしい。

昼寝のあと3時半から駅前に向かった。TSUTAYAでは店員さんにその雑誌の場所を教えてもらい、自動支払機の操作も教えてもらってなんとか購入した。

せっかく駅前に来たので何処かで一息と思い、久しぶりにモツ吟の暖簾をくぐる。中ではお二人様がパソコンを開いて生ビールを飲みながら商談。若手の営業マンの明るい営業トークと営業笑いに次世代も強かに生きているなあと勝手に称賛。モツ吟を出てATMでお金を少し下ろす。スイカにチャージする。帰りはバスにした。後ろの席に座った。終点の新小岩着の予定時刻を運転手に確めたうえで乗ってきた女性営業マン風に注目。白のブラウスに黒のスカート、黒のブリーフケースに書類袋。二十代後半で、あの嵯峨美智子を思い出させる雰囲気がある。次世代の女性も強く生きているなあと勝手に称賛。

一つ先のバス停で降りて都住2を歩くが皆さん不在。都住3ではサンちゃんとフジちゃんが夕涼み。サンちゃんはお腹一杯でフジちゃんは遠巻き。

願い事-電球が切れるが如くで細君より先にお願い致します。怖くない、怖くない。

顔本の「一人飲み同好会」という大きなグループの投稿を楽しんでいる。昨日今日と猫の入った写真の投稿があり一桁ちがう“いいね”を集めていた。猫を相手に女の独り酒か。