(巻三十七)朝寝して時代遅れの予感かな(中西恒弘)

8月15日火曜日

 

(巻三十七)朝寝して時代遅れの予感かな(中西恒弘)

 

雲は走っているが晴れ。線状降水帯が現れて大変だ!との予報だったが、幸い穏やかな天気。細君は停電を懸念して午前中に飯を炊き、洗濯を済ませていた。

「意識の不思議 - 渡辺正峰[まさたか]」高校生のための科学評論エッセンス ちくま科学評論選

を読んでいたら「感覚意識体験-クオリア-qualia」が出てきた。念のために昨日接着剤で取り繕った1998年初版発行の三省堂エクシード英和辞典を紐解いてみたがこの辞書にはこの詞は載っておらず。で、手書きで入れておいた。

WCO関税率表からtypewriterが消えて十年か。計らずも、

朝寝して時代遅れの予感かな(中西恒弘)

である。

シミっ垂れてボロ辞書を使っているが辞書の使い方が以前とは違うのでどうも金を遣う気にならない。辞書を引くのは専ら自分の記憶確認でスペルなどをまだ正しく覚えているかのチェックに使う。詞の意味など解らないことを調べるには携帯でネット検索する。特に英聴で耳に飛び込んだ詞を調べるには聞き取った音のままをカタカナで打ち込んで、“英語”と付記して検索する。聞き取った音からスペルを想定して辞書を調べるより遥かに速く正しい詞に辿り着けるのだ。一方、過去の記憶を遡るには過去の遺物の方が目的に叶うのである。

5時過ぎに散歩。クロとフジを訪ねたが不在。「八起」へ入りカツオでホッピー。婆さん一人で客十人を相手にしていた。コチトラ、長っちりするつもりはなく30分ほどで切り上げて、再度クロとフジを訪ねたらクロは居てくれた。

願い事-ポックリ御陀仏。とにかく御陀仏。

「偏奇館炎上(後半のみ) - 江藤淳新潮文庫 荷風散策 から

https://zuihitsuhissha.exblog.jp/32304764/

を読み返してみた。