句歌控帳「立読抜盗句歌集」
立ち飲みに女がひとり暮の秋(相坂康)
2月2日の俳壇歌壇
俳壇
金賞:
弔いに気負ふ老いどち寒四郎(三方元)
銀賞:
それぞれに憧るる星冬芽どち(板坂壽一)
歌壇:
書き留め賞
コップ酒飲み干す時のしばらくを逆さのままに宙に留むる(伊倉邦人)
一円も使わない日を過ごしおり介護施設に夫と移りて(佐野洋子)
俳壇歌壇のコラムで奥村晃作氏が歌集を紹介していた。
以下、抜粋:
もう一冊。本格的な性愛短歌に出会うことが出来た。それは強く哀しく美しい。佐竹游歌集「草笛」(現代短歌社)より三首引いておく。
してるのにしてないふりをしていてはしていることをしかと語れず
性欲より切羽詰まれる思ひにてわれをもとむる人をもとめき
幹に枝喰ひ入るごとく抱きあひそれより先をせずして別る
今晩のNHK文化講演会
女の生き方、江戸から明治へー法政大学総長田中ユウコ
にこやかに酒煮ることが女らしきつとめかわれにさびしき夕ぐれ(若山喜志子)
断酒4日日目達成
2200時就寝