句歌控帳「立読抜盗句歌集」
居心地の悪き生家や吊し柿(あらいひとし)
今朝、松戸から上野まで先頭車両の運転席の後ろに立って旅をした。
線路は、曲がり、登り、鉄橋を渡り、ポイントで何本にも分かれる上野駅の九番線に電車は到着した。
青春はみづきの下をかよふ風あるいは遠い線路のかがやき(高野公彦)
と、線路を詠んでいますが、我が青春は線路のように輝いていたわけではないし、
爽やかでもなかった。
ひた走る わが道暗し しんしんと 堪(こら)へかねたる わが道くらし (斎藤茂吉)
かと言って、上の歌ほどでもなかった。
春を背に 廊下は果てしなく暗い (松崎 佐)
が、近いかな?
不安と自己不満で暗かったことは間違えない。
NHKアーカイブ、
山本夏彦氏の第二回を聴いた。
十代で自殺未遂二回だというのだから、青春が暗いとかいうレベルではない。
断酒5日日目達成
2200時就寝