句歌控帳「立読抜盗句歌集」
どうせなら思う存分降ってくれあるんだたまに濡れたい気分(西之原正明)
青春などを頭に残して寝付いたところ、昔の夢を見た。
45年前の羽田空港で立哨(門番)している夢だった。パンアメリカン航空が全盛のころで、全日空は国際定期便を運航していなかったし、成田空港は開いていなかった。
寒雷に若き巡査が照らされて孤独に耐える深夜の交番(飯島幹也)
サントリーの車内広告、「春はあげもの」はいただけない。井川遥さまを起用して、その半面にメンチカツやアジフライを載せるセンスがわからない。それも古典まで動員してあのざまだ!
休み前なのでグリーン車で帰ることにした。CAのなまりが茨城で、また旅ができた。
虫程の汽車行く広き枯野かな(森鴎外)
帰宅すると、細君が包丁で指先を切ったと泣いている。医者に行って縫ったとのことです。
新婚当時同じようなことがあり、急ぎ帰宅して一緒に病院に行ったことがあった。
いい歳をしても、泣き顔の彼女は愛らしい。
次回のそれを見ることは多分ないだろう。
露草の 瑠璃をとばしぬ 鎌試し (吉岡禅寺洞)
仕草で感じたことです。
女性のスマホの扱い方は作法に通ずるところがあるのでは?
携え方や首の傾げ方で、雰囲気が違うのです。
こう言うことを書くと、顰蹙をかうのでしょうが。
君はいま駒形あたりほととぎす(二代目高尾)
断酒6日日目成らず
2200時就寝