本日の句歌

句歌控帳「立読抜盗句歌集(巻六)」


右の羽根ひだりの羽根を広げては繕ふ雀が葉の間(あい)に見ゆ(中村昭子)


昨晩は寝付きが悪く、今朝は疲れを残しての起床でした。


春愁の昨日死にたく今日生きたく(加藤三七子)


とまでは行きませんが、凹(へこんで)はいました。

月光に かたち崩さぬ 池の面に 椿落ちけり 水凹みけり(重川敏子)


本日のこころ模様をたとふれば雨のちくもり夜は晴れ(潤)


NHK俳句6月号確保。
表紙の、今月の一句が素晴らしい!


地下鉄にかすかな峠ありて夏至(正木ゆう子)


ほか、
追って紹介いたします。

柏駅駅頭で手賀沼花火大会の募金活動が、アマチュアの青年男女で行われていた。
若い女性や筆者のご同輩の方々が足を止め、ダルマの募金箱に志しを入れていた。
筆者も、思い切って、五百円を入れました。
柏在住30年となり、この土地の人間であると思うようになり、愛着も涌いてきました。


おとろへて 消ゆる花火を 背景に ひらく花火の 火の力みゆ (島崎栄一)


我が家からは手賀沼の花火を遠くに見ることができます。


船窓に音なくひらき遠花火(澤好摩)