(巻八)蝶々のもの食ふ音の静かさよ(高浜虚子)

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浜松町駅の小便小僧の装束がハロウィンに変わっていた。

師の芋に服さぬ弟子の南瓜かな(平川へき)

クリスマス、バレンタインデーに続いて、行事としての地位を確かなものにしたようだ。

尻さむし街は勝手にクリスマス(仙田洋子)

やけに効くバレンタインの日の辛子(三村純也)


セーラー服を着用し、深夜を徘徊したプロゴルファーがニュースになっていたが、

セーラー服帳場にかかり鮎の宿(井本農一)

仮装して別人になるという趣向が受けているのであろう。

別人の如き乙女の祭笛(黛衛和)