(巻八)一人静二人静より華やげる(河合清)

一人静という花のあることを知りませんでした。

知らないことばかりです。

朝食処のプロントのレジのお姉さんが髪型を変えた。髪型に合わせてお化粧もやや濃くなったようで、随分と印象が変わった。
ご常連の多い店なので、皆さんから、“オッ!”と声を掛けられるそうです。

別人の如き乙女の祭笛(黛衛和)

座った席の隣の客は“We love Japan - 外国人が絶賛するずごいニッポンの100”という本をテーブルに置いている。

NHKFMの日曜喫茶室ロバート・キャンベル氏が「日本人の海外評価への関心は異常なものだ。」と語っていた。
更に付け加えて、「クールジャパンというコピーは、クールブリテンの真似なので、何かほかの表現を考えた方が良いのではないか。」と話していた。

罪もなく流されたしや佐渡の月(ドナルド・キーン)

個人としても、世間体というものを気にする。
幸福度も相対的に感じるが、やはりこれも定めか。

つちふるや嫌な奴との生きくらべ(藤田湘子)