(巻九)鶯のけはひ興りて鳴きにけり(中村草田男)

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12月17日木曜日

帰宅までに、お酒を呑みたくなることがある。

春の闇自宅に帰るための酒(瀬戸正洋)


最寄り駅である新柏の駅前には適当な飲み屋がないので、飲むとなると柏になる。しかし気分転換の酒であるから、千五百円以上使う気はないし、長居するつもりもない。
最近“ちょい飲み屋”という店が巷で幅をきかせ始めたと伺った。富士そば、ケンタッキー、吉野家松屋、それに“てんや”が人気上位とラジオのトップ5が紹介していた。
それよりも車中で呑めばいいやと、発車待ち時間を含めての40分を一杯やりながらグリーン車で過ごすことがある。
グリーン車にはグリーンアテンダントというクルーがいて、グリーン料金の確認や車内販売をしている。
エアーラインのキャビン・アテンダントをイメージしているようで、髪型はCA風である。

ある日、私よりも老人の旅客がグリーン料金を間違って払ってしまったとGAに相談を始めた。
北千住から牛久までは770円であるが、51キロ以上の980円でスイカに記録してしまった、とのことだ。

GAは「980円の不使用証明を出すので、牛久駅で払い戻しを受けてください。その代わりに現金で770円のグリーン料金を車内で支払ってください。」と丁寧に説明した。
しかし、ご老人の理解が得られない。

ここでGAのウルトラC(なんと古めかしい表現であろう!)が出た。
あの茨城弁のイントネーションに切り換えて再度説明し、見事に理解を得たのである。

デパートの産地訛の粽売り(炭谷種子)

写真は上野駅櫛形ホームの根元にある石川啄木の歌碑です。