(巻十)秋風に小銭の溜まる峠神(角川春樹)

3月18日金曜日

さて、金曜日の夕方となりました。三連休で三日間お酒が呑めませんので神田のコーラクでinnards stewで一杯いたしました。

American approval is still required in some areas, including changes to the innards of the internet's address system.

との文のなかに“innards”という単語が出て来まして、多分“重要”とか“核心”とか言う意味であろうとは思いましたが、調べてみました。
“内部”とか“内蔵”という意味のようで、用例のなかに“innards stew = もつ煮込み”とありました。

焼鳥の煤けしのれん肩で押す(田上さき子)

ちょうど結びの一番、鶴竜栃ノ心戦がテレビで流されていました。鶴竜の塩の撒き方に私から物言いです。土俵を清めるのですから上から投げつけるようた撒き方しないでよ。

枝豆やこんなものにも塩加減(北大路魯山人)

しかし、一つ一つ細かいことに文句を言うようになったと言うことは歳を取ったと言うことでしょう。
“言う”が多すぎますな!

咳こんでいいたいことのあふれけり(成田三樹夫)

成田氏の句集は先週の朝日俳壇歌壇で紹介されていました。
東映の俳優さんや監督さんは五所平之助氏の薫陶を受けたのでしょうか?松竹の俳優さんのはありますが、東宝の俳優さんの作品は見たことがないなあ。

鯛焼やいつか極道身を離る(五所平之助)