(巻十)定刻にバス来てたたむ白日傘(栗城静子)

4月24日日曜日

町内会の総会があり、行き掛かり上出席することになりました。一部反主流派と会長・役員との間で細かな金の使い方について悶着がありましたが、概ね“しゃんしゃん”で終わりました。
町内会という組織と市という行政は結構絡みあっているし金も出ているのですねぇ。
昔から此の土地に住まわれていた方々と移住者では考え方が違います。
旧来からのやり方に疑問を呈すればむきになって反論がでますし、移住者は“インテリ風”に仕掛けて行きますので、じいさんたちはどうしてももたついてしまします。
反主流派的なうるさ形の存在も必要ですが、意図的な不正でもありませんし、怒鳴り合うほどのこともないと思われました。
町内会の回覧板で署名活動の用紙を回すことの是非についての議論があり、その可否については町内会長が判断するということで強引に決着しましたが、“政治的な”問題に巻き込まれざろう得ないという危うさを町内会という組織はその成立のときから孕んでいるのでしょう。

役員や出席者には、高齢者が多く、これまでよいな行事をいつまで続けていけるのでしょうか?
また、年寄りの暇潰しに多忙な世代を義務として行事に付き合わせたのでは不満が出るでしょう。
ときどき、町内会のことについて所感を述べる機会が増えそうな今年度でございます。


里人の寄り合ひ多き春隣 (小林景峰)