(巻十一)二十二にして慰謝料貰ひ青すすき(木綿)

7月30日土曜日

本格的に暑くなりました。そんな中クリーニングのアップ、スーパーへの買い物デート、歯医者と三回も駅前まで歩きました。その度にテイシャツを換えました。

洗濯を三度する日や心太(鈴木ゆみ)

7月25日の朝日俳壇から一句書き留めました。

朝顔や期待の色と違へども(柿坂伸子)

ご常連でオランダ在住のモーレンカンプふゆこ氏の句

安楽死選ばずミモザを愛でおりし

そういうことなのですか、と判りました。
本人の意思で選べるような制度はあって欲しいと思います。選べるような悟りを得て待ちたいと思いますが、凡夫には叶わない望みです。

春風や凡夫の墓の御影石(岸本尚毅)

寝際に、TBSラジオでウタマルさんのムービーウォッチメンを聴いてしまい、気持ち悪く寝つきました。
聴くだけで気持ち悪くさせる映画解説はお見事です。解説された映画は「カツラギ家の人々」(?)とか言う連続通り魔事件の犯人とその家族の話で、三浦友和さんが嫌な父親役を好演している作品だそうです。
その嫌な父親と通り魔になる次男との関係を解説した部分には思い当たる節がたくさんありまして、気持ちが悪くなりました。

人生は誤植か秋の数ページ(伊藤五六歩)

とても私には見ることのできない映画です。

 * 朝、ネットで調べましたら、映画の題名は「葛城事件」のようです。

当家の場合、息子の方が賢く、親爺を馬鹿にして見下ろしてくれているようなので大事には至っておりません。
それに、細君がしかっりしていますから、うちは。